喜びと満足のために

『社長、お願いがあるんですけど、与那原家のそばを東京に送ること出来ませんか？』

パートのⅠさんから話があったのは5～6年前だったと思います。

東京に息子さんが行ってて、沖縄そばが食べたい、それも与那原家のそばが食べたいと電話があったというのです。

これまでいろいろなお土産用のそばを買っていたり、送ったりしたけど、ぜんぜんおいしくないと文句を言われているとのことでした。

私も同じような経験があります。本土に居ると沖縄が無性に恋しくなります。そして沖縄そばが食べたくて、食べたくて、沖縄へ戻ると、真っ先にそば屋へ飛び込んだ物です。

そして、お土産用のそばのまずいこと、カップめん、もうあれは罪悪だ。
あれを食べた人が、本当の沖縄そばを知らない人が、あれが沖縄そばだと思ったとしたら、もう二度と口にしないだろう。